最近テレビやSNSでよく耳にする「サステナブル」や「SDGs」という言葉。
すでに取り組んでいる企業や団体も多いなか、
「結局サステナブルってどういうことなの?」
「SDGsって何?」
と思っている方も多数いらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、サステナブル・SDGsが意味するところや、筆者が実施しているヴィーガン生活がどのように関係してくるかをご紹介します。
サステナブルとは?
Sustainable(サステナブル)は、sustain(持続する)と able(〜できる)という2つの単語で成り立っています。
「持続することができる」「持続可能な」「ずっと続けていける」という意味となります。
SDGsとは?
SDGSは、エスディージーズと読みます。
Sustainable Development Goals
直訳すると「持続可能な開発目標」となります。
貧困、紛争、気候変動、感染症など、人類は数多くの課題があり、このままでは安定してこの世界で暮らし続けることはできないと懸念されています。
そんな危機感から、「世界中の各国が2030年までに達成するべく立てた具体的な目標」というものがSDGsの意味合いとなります。
とても簡潔に言うと、
「このままじゃ地球は終わってしまうから、世界規模で頑張って地球を存続させるための17のお約束!」
ということです。
17の目標
- 貧困をなくそう
- 飢餓をゼロに
- すべての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
- 働きがいも経済成長も
- 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任 つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平和と公正をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
出典引用:Unicef SDGsCLUB
それぞれの目標が具体的にどんな課題を解決しようと呼びかけているかは、上記リンクからご確認ください。
ヴィーガンはSDGsにおいて、どんなことに貢献できる?
では、私たち個人ができることは一体どんなことでしょうか?
国や政府、企業や法人だけの問題ではありませんね。
菜食主義としてのライフスタイルを送っている「ヴィーガン」は、どんなことに貢献できるでしょうか。
※ヴィーガンについては、下記記事を参照ください。
飢餓をゼロに
飢餓状態に陥っている割合は、世界人口の約10人に1人と言われており、そのうちの3人に1人が栄養失調で苦しんでいます。飢餓が発生している理由のひとつとして、世界で収穫される農産物の約3割が家畜の餌として使用されており、貧困層に十分な食料が行き渡っていないことが考えられています。
私たちが菜食を取り入れることで、家畜の餌に使用されていた農産物を栄養失調や飢餓で苦しんでいる人たちへ供給することにつながるのではないでしょうか。
気候変動に具体的な対策を
二酸化炭素に次いで地球温暖化に大きな影響を及ぼしている、畜産業から排出されるメタンガス。
菜食になる人口が増えるにつれ、畜産の需要を抑制し、温室効果ガスの削減に貢献できます。
さらには、大気汚染による早すぎる死亡率の低下にもつながります。
海の豊かさを守ろう
魚介類の摂取を無くし必要以上な漁獲量を減らすのはもちろん、釣りによる釣り糸などで海洋生物に危害を与えない。
海洋生物やサンゴに優しいコスメや日焼け止めを使用して、できるだけ早く海の回復に貢献できます。
陸の豊かさも守ろう
畜産業に使われる広大な陸地を確保するため、アマゾンをはじめ世界中の熱帯雨林が伐採され続けています。
菜食が増えると畜産業に使用する陸地も不必要となり、二酸化炭素を吸収してくれる森林を再生することにもつながります。
まとめ
サステナブルや、SDGsという言葉は今や身近な存在になりました。
私たちひとりひとりが、今後の地球や人類のために出来る取り組みや、選ぶものをなどを理解し行動することが大切です。
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